情報編纂、第二フェーズへ

 どうも、melovilijuです。
 今回は、前回の記事に引き続いて悠里包括wikiとそれに関しての資料の配置について書いていきます。

 まずやったことですが、創作者が不在がちとなりかつ資料が非常に古く記述にも曖昧性が多くみられたリパライン倉庫の記事をコピーし、GitHubへ移しました。これによってメンテナンスの出来る人間の数が増え、版管理もしやすくなったというメリットが生じましたが、特に前者は今回において重要なポイントで、悠里世界の記述を確認しそれをまとめることを役目とする情報編纂者がこれまで倉庫の編集権限を持っていなかったのですが、GitHubに資料を複製したことで古い資料はそのままに修正を加えた写本を用いての情報編纂が行えるようになりました。

 これが実行に移されたきっかけとしては、まずPMCFの構成国であるリナエスト・オルス共和国の記事を包括wikiに執筆するにあたって、PMCFとリナエストに関する現代史の資料を読み込む必要が生じたことが挙げられます。しかしこの資料が現在真理設定かの議論が行われている分野に多く踏み込んだ内容であったため、一度真理であることが確定しているものを集め、かつわかりづらくなった記述やフォーマットの部分を修正したものをGitHubに用意したいということで人々の思いが一致し、実現することとなりました。このために選ばれたJLARは、もともと包括wikiのDirect Entryの出典を用意するために作られていましたが、用途がほとんど変化しないこと、すでに運用されていること、もともと「悠里人物・政治資料集積所」という名称であったことなどを含めて都合がよかったためここに決められました。

 というわけで、情報編纂は、これまでの「原典の記述を集める」という第一フェーズから「原典プライムを生み出す」という第二フェーズへ移りました。これの初めの対象になった記事がイスケ紛争リナエスト内戦諸島戦争の3つです。イスケ紛争と諸島戦争に関しては、現在となっては怪しくなってしまっている部分も多いため、これからの議論を経て記述がなされていくことでしょう。

 それでは今回はこのあたりで。

この記事は 悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2021 の6日目の記事です。

16日間で編集回数が87増えた話

 お久しぶりです、melovilijuです。
 今年もAdvent Calendarの季節がやってまいりました。

 さて、ご存じのように、ここ数年でGoogle Sitesが旧バージョンを止める動きを見せ始め、われらがリパライン倉庫も2021年に新バージョンへの移行が行われました。管理者のFafs氏いわく「これまでとリンクは変わらないという保証はなされていた」そうですが、悲しいことに元のリンクは使えなくなってしまいました。
 これによって大きく打撃を受けたのが悠里包括Wikiで、「悠里に関する分散化した情報を集め、記述をまとめ、ポータルとなる」という使命が果たせなくなりました。この問題を解決するために行われたのが、10月最終週から11月上旬にかけて行われた倉庫リンクの総張り替えです。

沿革

10/23まで 張り替え稼働前

 アイル関連の記事などではjekto.vatimeliju氏による張り替えが行われたが、カバレッジでいえばおよそ200あるリンクのうちの10程度であった。

10/24 張り替え開始

 CL(情報編纂者)のskarsna.melovilijuが、包括wikiを使っている中で404を踏んだものを張り替えはじめる。この時点では、心当たりのある記事の編集が行われるだけにとどまっていたため効率は良くなかった。

10/25 張り替え本格化

 「外部リンクの検索」がMediaWikiに機能として備わっていることが発見され、 https://sites.google.com/site/riparaincangku/ での検索でリンクの一覧が得られることがわかった。倉庫の情報のほとんどが “ユエスレオネ人口世界設定” フォルダに格納されておりエンコードされていないリンクがほとんど張り替え前であるとわかったこと、また記事の編集画面でブラウザの検索機能を用いて cangku をみることでリンクの見落としを防げるようになったことで編集の速度が飛躍的に向上した。

11/9 全リンク張り替え完了

 最後にのこった外部リンクであった「ヴィッセンスタンツ語」のリンクに対しての処置を「参照元の情報が非真理のため真理情報のまとまった出典ページを作成して改めてリンク」として決定したことで、倉庫への404リンクが全て対処された。また、この過程で、「リナエスト・オルス共和国」と「「考える」シリーズ」の記事が新たに作成された。

終わりに

 包括wikiの大規模編集は2月中旬のリパコール誕生節以来でしたが、久しぶりにほとんどすべての創作情報に目を通して整合性や記述の曖昧性をチェックすることができた、ある意味で良いアクシデントでした。ありがとうGoogle Site、ありがとうリンク変更、ありがとうMediaWiki。アクシデントドリヴンな作業が最もはかどるという大切な真実を今一度我々に教えてくれたことに、心からの感謝を。

この記事は 悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2021 の1日目の記事です。

(P.S. 12月1日は、アイドルマスターシンデレラガールズのPaアイドル筆頭こと第8代シンデレラガール、本田未央ちゃんの誕生日です!おめでとうちゃんみお!)

悠里包括wiki to Markdown

 お久しぶりです、melovilijuです。
 今回、悠里包括wikiの記事をリパライン倉庫のMarkdownに移すための作業手順が決まったので、備忘録と引継ぎを兼ねて書きます。

 mediawiki記法で一番数が多くて面倒なのはリンクと<ref></ref>です。今回は出典のなにもついていない{{Direct Entry}}のついた記事を移すことを想定しているため、<ref>はないものとして扱います(とはいうものの正規表現で検索して消すだけで良いのであまり気にしなくてよい)。また、置換を行うエディタはVSCodeを想定しています。

手順

  1. 全リンクを行末へ
    \]([^\]])]
    $1

    ( ] の後に改行)で置換
  2. パイプつき内部リンクを置換
    \[\[(.*)\|(.*)\]\][$2](http://www.jurliyuuri.info/w/index.php?title=$1) で置換
  3. パイプなし内部リンクを置換
    \[\[(.*)\]\][$1](http://www.jurliyuuri.info/w/index.php?title=$1) で置換
  4. 外部リンクを置換
    \[(.*) (.*)\][$2]($1) で置換
  5. 適当に行末の ) の後の改行を消去

 これでおそらく動くと思います。目次(__TOC__)やテンプレなどは適宜手動で対応していきましょう。

(P.S. しぶりんPMFお疲れ様でした!(激遅) 何とか一枚獲りボーダーを死守し、9thアニバアイプロで爆死した雪辱を果たすことができました。トワイライト・ホワイトライト良すぎる……)

悠里包括Wikiのテンプレートについて

 こんばんは、思ったより早く記事が書けました、melovilijuです。今回は、悠里の各コンテンツに関する情報がまとめられている悠里包括Wikiとそのテンプレートについて書きます。

 悠里包括Wikiは、設置を提言したドキュメントによると「コンテンツについての記事を書き」かつ「各創作者の既存のページを貼りまくる」サイトです。
 他の人の創作を気軽に確認するために重要な役割を果たしているほかに、創作者本人にとっても「自分の創作を断絶させない」という大切な意味を持っています。

 包括Wikiは、Wikipediaなどと同じエンジンを採用しているため、Wikipediaに似たなじみやすい記法で書くことができます。しかし類似した文章をいくつもの記事で何度も繰り返して書くのは効率が悪いため、テンプレートという機能が用意されており、それを使うことで簡単に記事の体裁を良くしつつ本質的な記述に集中できます。
 ここでは先日書いたmainおよびrellinkという汎用性の高いテンプレートを軽く紹介することにします。

 mainは、”|”(パイプ)を挟んで記事のリンクを入れることで「詳細は○○を参照」のような誘導文を簡単に入れられる仕組みです。何か既に記事が立っているものを解説する時に、概要に触れつつ本記事を紹介したいといったケースで有用です。
 rellinkは、もともとはmainを実装するうえで必要になったテンプレートで、”|”(パイプ)を挟んで文章いれるとそれをインデントしてイタリックにして表示できます。mainのようなポジションで、別の文言を使いたい時などに使えます。新たなテンプレートを作る際にも使えるので(というよりテンプレートの実装を楽にすることを目的に書いたので)、活用してもらえるといいなぁとなっています。

 包括Wikiに触れて悠里の創作に参加したいと思ってくれる人が少しでも増えることを願いつつ、今回はこのあたりでおわりにしようと思います。またお会いしましょう。

(P.S. 9月16日は、アイドルマスターシンデレラガールズのツンデレCoアイドル、神谷奈緒の誕生日です!おめでとう!)